戦場に持っていくなら、、、ナガン
ナガンと26年式と、どちらを選んで戦場へ持って行くかという話になると本当に悩むが、シングルアクションで撃てて26年式より命中精度がよく威力もあるナガンにしよう。ナガンのグリップは握りやすく筆者の手にフィットしたし、26年式より1発多い7発だし。
26年式のほうが弾込めが速いといっても、26年式で命中させられるような距離で銃を折って再装填しているなら、駆け寄ってサーベルでぶった斬ろう。
ナガンの実弾射撃の映像(YouTube「Forgotten Weapons」より)
ここで昔の軍歌「〽秋水(刀の雅語)かざし 敵陣襲う、ああ壮烈の騎兵隊……」。いや筆者はこの軍歌が好きなのだが、CD化されていないし、ネットでダウンロード販売もされていない。
「〽うがつグシャ長 緋の袴、胸にはまとう 肋骨五条、腰には光るグルメット」
「練りに練りて 我が業ならば 君の詔にかなうべく、馬蹄に蹴らん シベリアの雪、水飼わんかな バイカル湖」
筆者が挙げた軍歌「待たるる哉や」。26年式拳銃が採用された当時は騎兵隊で使用された銃であったので(ナガンも同じ)、当時の子供や青年は、26年式拳銃をもって騎兵隊として活躍することに憧れ、この軍歌を口ずさんだのかもしれない(YouTube「先人アーカイブ」より)
しかし騎兵が銃で撃ち合うというなら、拳銃より騎兵銃がある。走る馬の上でライフルを扱うのは熟練がいるが、筆者は流鏑馬のまねごとくらいはでき、ふくらはぎで馬の胴体をはさみ、鞍から腰を浮かし、手綱から手を放して弓を射ることもできる。馬上でボルトアクションライフルを扱う自信はある。
そうはいっても、筆者も実際に走る馬の上からボルトアクションライフルを撃った経験はないのだが、走っていると弓もなかなか当たらないもので、小銃だって拳銃と大差ない命中率になるのではないかという気はする。
連載「銃 vs. 銃」第2回─終─
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